2011年10月20日木曜日

お金とは何か?

お金とは何か?

株が高騰、土地が高騰、円が高騰。

よく考えてほしい。

通貨の量が増えたのだ。

円が高騰つまりドルが増えたのだ。

通貨が増えたことを隠して、

景気が良くなり、お金の流通量が増えた、と御用学者が言う。

日本の信用が高まり円が高くなったとか言って、通貨の量をコントロールしている事実から 目をそらさせている。

市場は神の手によってバランスがとれている、自由が一番、まるで経済学は神学のようだ。

中国の”馬鹿”の故事を思い出してほしい。

ある宰相が、皇帝の前に鹿を差し出し、

「これは馬です」と言うと

皇帝が「何を言っているそれは鹿だろう」と言うと、

宰相が「それでは、まわりのものに聞いてみましょう」と言うと、

力のある宰相に歯向かう者がなく皆「馬です」と答えた。
 この話には二つのポイントがある。

一つは、力のある者に人は従うということ。

もう一つは、多数は真理とは限らないということ。

そして世の中は真理や正義なんてどうでもいい、食えない真理よりも、生きることができない正義よりも、仕事をくれる人に従う。


 民主主義は、選挙で政治家が選ばれ、法律が作られる。

しかし、政治家がお金持ちに飼われてしまったら・・・・。


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利益とは何か?

利益がお金を沢山もつことであれば、通貨を刷るのが一番手っ取り早い。

資源を浪費し、環境を破壊する活動も経済的という。

言葉を見直す必要がある。


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「これでいいのか?」疑問に思い、考えよう。

「これでいいのだ。」「しかたがないのだ」と思考を停止したとき民主主義は終わり、衆愚政治となる。


「これでいいのか?」と考える人は責任感がある。

もし本人の思考が今ある姿を決定しているならば、

今ある自分の姿は自分の責任であり、言い訳ができない。


多くの人は、自分の境遇を運命とか他人のセイにしている。

何かに従う理由やワケがある。

間違っても自分の責任とは感じない。


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「ノブレス・オブリージュ」=高貴さには義務が伴う

「ノブレス・マラード」=腐敗した貴族


責任感のない者が地位に就くと腐敗が始まる。

自らの責任で判断することは、規則、法令に従うことよりも重要。

なぜならば古いルールで新しい状況に対応できないときがあるから。

しかし、多くの人が規則や法律を理由に自ら責任を取り、例外管理をすることがない。


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人は世界をフィルター(考え方・文化)を通して意識する。

自分と異なる考えに触れる時、自分自身のフィルターに気付くときがある。

・心の貧しさ

・偏狭さ

・思い上がり

しかし、異なる考えに接したとき、人は人、自分は自分、人それぞれという間違った相対主義で、気付くチャンスを失うときがある。

相対的に見えるようでも、その本質に共通点を見出すことができる。

世の中、人それぞれで済まない争い事が多い。

力関係で事を決しても恨みが残る。

相手を理解してから、こちらを理解してもらうことが大切。

しかし、相手の言い分をこちらが聞いて理解しても、相手がこちらの話を聞くとは限らない。

相手が受け入れやすい提案をする義務がある。

こうして考えない人たちに理性でなく、感情に訴える手法が開発された。

・洗脳 ・プロパガンダ ・CM ・教育 

自ら考える者は自ずと結果を出すので教育不要。

考えない人を導くために、テレビ、新聞などのマスコミがある。

政治に参加させないため、政治をわかりずらくし、興味を持たせない。

昔のことをほじくり返されないように、過去の記録はどんどん消して、検索を困難にする。

考えてみてほしい、ネットで新聞記事を検索するのと図書館で新聞を見て探す違いを。

政治に関心を持たせないように娯楽を与える。

考える余裕のない生活をさせる。

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今の現状は、ルターやカルビンが登場した宗教改革の時代と似ている。

当時、教会が腐敗し、免罪符を発行し、悪徳がはびこっていた。

現代は、経済学と言う神学が、通貨を発行する者を擁護し、免罪符を発行するように通貨を乱発している。

通貨も神も信仰によって、通用する。

信仰していない神に従う者はいない。

通貨の信用も今グラついてきている。

お金とは何か?


通貨は誰がどのように、どれだけ発行しているのか?

むずかしい経済学の言葉でなく、生活に密着した言葉で表現すれば見えてくる。

御用学者は、意味のわからない難解な言葉を沢山聞かせ、聞き手がうんざりしたところへ簡単でわかりやすいことを言い、聞き手をコントロールする。

御用学者に、外国の大学と交流、有名な偉い先生の仲間、いろいろな賞など権威をつけると効果的だ。

逆に、何の権威もない、実績のない人が何か言っても、聞いてもらえることは少ない。

でも心配はいらない。

一滴のインクが水に溶け込むように、たとえ微かでも変化をもたらすことがある。

汚れきった川や湖がバクテリアや人の手によって回復することもある。

コスモスからカオス(混沌)に向かっているとか、エントロピーが増大しているとよく言われている。

しかし、混沌からも秩序が生まれる。

少なくとも人間は混沌を生みだすだけでなく、秩序を生みだす。

つまり、環境を破壊するだけでなく、環境を再生することもできる。

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